ラジカル・ガジベリビンバ・システム 年表

 
◆前史 〜1982



1948/08/25 きたろう 生誕
1949/05/22 大竹まこと 生誕
1949/11/18 斉木しげる 生誕
1956/03/20 竹中直人 生誕
1956/07/08 中村ゆうじ(現・有志) 生誕
1956/12/09 宮沢章夫 生誕
1961/03/19 いとうせいこう 生誕

1971 秋 きたろう・大竹・斉木・風間杜夫らにより劇団「表現劇場」結成

1975/04 宮沢、多摩美術大学 美術学部建築科に入学

1975 中村、テアトルエコーに入団

1976/04 竹中、多摩美術大学 美術学部グラフィックデザイン学科に入学
※ほどなくして宮沢と竹中は学内のサークル(映像演出研究会)で知り合い、大学時代のある時期、常に一緒にいるほどだったという

1977 竹中、TBSテレビ「ぎんざNOW!」のコーナー"しろうとコメディアン道場"の第18代チャンピオンとなる

1979 きたろう・大竹・斉木によりシティボーイズ結成

1979/03 宮沢、多摩美術大学を中退

1979/04 いとう、早稲田大学法学部に入学
※「タモリライフ研究会」「FEN研究会」に所属し、「早稲田面白共同体」(わせだへんたいコミューン、と読む)を立ち上げる

1981/03/28 シティボーイズ日本テレビお笑いスター誕生!!」初出演

1981 秋 宮沢、知人の紹介でラジオの放送作家の仕事を始める

1981/10 中村、はらみつおらとコントグループ・東京バッテリー工場を結成

1982 東京バッテリー工場、テレビ朝日ザ・テレビ演芸」のコーナー"飛び出せ笑いのニュースター"の2代目グランドチャンピオンとなる

1982/06/05 いとう、NHK教育「YOU」に出演
※この回のサブタイトルは「いま、ギャグ噴射 -ぼくらは笑いに飢えている-」

1982/11/20 いとう、ニッポン放送で行われた、「ビックリハウス ライブ 珍芸、自慢芸」に誘われて出場、優勝する
※大会の模様は1983/1/1に同局にて放送
※優勝がきっかけで同局の「タモリオールナイトニッポン」(〜1983/09)のADを務める事となった


 
シティボーイズ・ショー/ドラマンス時代 1983〜1985


シティボーイズ・ショー VOL.1「思想のない演劇よりもそそうのないコント!!」 
1983/01/22 渋谷 ジァン・ジァン
作・演出:シテイボーイズ
出演:シティボーイズ/内藤陳/秋野まり子

1983/03 東京バッテリー工場 解散

シティボーイズ・ショー VOL.2「シティBの他ではできない大人の遊び、Adult Shopping」 
1983/05/08 渋谷 ジァン・ジァン
作・演出:シティボーイズ
出演:シテイボーイズ/竹中直人/秋野まり子/後藤ヒロ
シティボーイズとはミスター梅介を介して知り合った竹中が出演

1983/07 竹中、「ザ・テレビ演芸」のコーナー"飛び出せ笑いのニュースター"の6代目グランドチャンピオンとなる

シティボーイズ・ショー VOL.3「照れ屋の宮沢くん」 
1983/09/04 渋谷 ジァン・ジァン
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/竹中直人/秋野まり子
※竹中、大学時代の友人で放送作家の仕事をしている宮沢とシティボーイズを引き合わせ、以後、宮沢はシティボーイズ・ショーの作・演出を務める事となる

竹中 俺がお笑い始めて、シティボーイズとかと知り合って、一緒に何かやろうということになった。でも、オチのあるコントみたいなのじゃなくて、もっとわかりにくいものをやりたかった。そのわかりにくいものってのが何なのかつかめなくて、当時もう放送作家になってた宮沢に声をかけて来てもらったんだ。
竹中直人「朱に交わればしゅらしゅしゅしゅ」(1994年/扶桑社) P138より抜粋


1983/09/10 シティボーイズ、「お笑いスター誕生!!」で10週勝ち抜き、グランプリを獲得

1983/11/16 スネークマンショー『楽しいテレビ』のキャスト・スタッフの顔合わせが新宿にて行われる
※宮沢・中村は欠席

1983/12 中村、「ザ・テレビ演芸」のコーナー"飛び出せ笑いのニュースター"の7代目グランドチャンピオンとなる

シティボーイズ・ショー VOL.4「おおいばりの宮沢君」
1984/01/18・19 渋谷 ジァン・ジァン
作・演出:宮沢章夫+脳みそ達
出演:シティボーイズ/竹中直人/秋野まり子/後藤ヒロ/布施絵理/森田理恵

1984/02/21 スネークマンショー『楽しいテレビ』(VHS・ベータ/企画・制作:パパドゥ音楽出版 発売元:(株)ワンダーキッズ 販売元:(株)ポニー)発売
監督:桑原茂一
脚本:宮沢章夫桑原茂一伊武雅刀
出演:伊武雅刀/阿藤海/シティボーイズ/竹中直人/中村ゆうじ/伊藤正幸 他
※LDは同年6/25に発売
※2009/02/25に新撮プロローグ&エピローグ映像を収録した特典DISCとの二枚組でDVD化(BMGビクター)
※1970年代中盤にラジオ番組として始動し、音楽とスケッチ(コント)の巧みなる融合を行い、1980年にはYMOとの共演により一躍その名を轟かせた、桑原・伊武・小林克也(本作には不参加)によるスネークマンショーの初のセルビデオ作品
※VHS・ベータは16,800円と高額な商品だったにも関わらず、1万本を販売したという
※この作品の芸人サイドの人間達により、ドラマンス(ドラマ+パフォーマンスの意/桑原による造語)結成へと繋がるが、このメンツが本作で揃ったのは以下の経緯によるものだという
・宮沢はその頃、伊武のラジオ番組に放送作家として携わっていた縁から
・テレビのお笑い勝ち抜き番組(恐らく「お笑いスター誕生」「ザ・テレビ演芸」と思われる)のビデオを桑原・伊武が見て、片っ端から会おうという事になった
・桑原の知り合いがいとうの一人芸の模様を録画したビデオを持っており、それを桑原が持ち出して宮沢らに見せた(宮沢はいとうが1982年に出演したNHK教育「YOU」を見ていて、なんとなく知っていたという)
…というように、友人同士の宮沢と竹中は全く別のルートから声がかかり、お互い「どうしてお前がここに居るんだ?」という状況だったそう

1984/04 いとう、講談社に入社し、「HOT DOG PRESS」編集部に配属となる
※『楽しいテレビ』の撮影中に面接を受け、撮り終わった頃に入社が決まったという

シティボーイズ・ショー VOL.5「ハワイの宮沢君」 
1984/05/18・19 渋谷 ジァン・ジァン
作・演出:宮沢章夫+脳みそ達
出演:シティボーイズ/竹中直人/秋野まり子/後藤ヒロ/布施絵理/森田理恵

連続ドラマンス VOL.1「ワンペンロム・コンペイヤー」 
1984/05/30 原宿 ピテカントロプス・エレクトス
構成・演出:桑原茂一/宮沢章夫
出演:シティボーイズ/竹中直人/中村ゆうじ/いとうせいこう/松本小雪
※19:30〜/22:00〜の二回公演の筈だったが、舞台稽古が2時間押したため、22:00〜/24:00〜になったそう

「ブリキの音楽会 VOL.2/竹中直人VSシティボーイズ 
1984/06/19 大阪 バナナホール
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/竹中直人/秋野まり子/布施絵理/田丸小玉

連続ドラマンス VOL.2「インドラのバングース」 
1984/06/29 原宿 ピテカントロプス・エレクトス
構成・演出:桑原茂一/宮沢章夫
出演:シティボーイズ/竹中直人/中村ゆうじ/いとうせいこう/松本小雪
※19:00〜/22:00〜の二回公演
※いとうはヴィデオ出演のみ
ピテカントロプス・エレクトスは同年7/28に閉店

西武百貨店「サッちゃんの恐竜展」 
1984/07/14 新宿 シアターアプル
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/竹中直人/中村ゆうじ/秋野まり子/布施絵理/田丸小玉
※個人芸中心

「DRAMANCE FlRST TOUR STARRlNG NAOTO TAKENAKA」
1984/09/20 東京 日本青年館
1984/09/24 仙台市民会館
1984/09/26 大阪 サンケイホール
1984/09/27 愛知県勤労会館
1984/09/28 京都府勤労会館
構成・演出:桑原茂一/宮沢章夫
出演:シティボーイズ/竹中直人/中村ゆうじ/いとうせいこう/松本小雪

1984/09/25 竹中直人『SNAKEMANSHOW PRESENTS かわったかたちのいし』(LP/アルファ)発売
A1.山の男の歌
A2.燃ゆる大空
A3.東京ブギウギ
A4.嵐を呼ぶ男
A5.かわったかたちのいし(原曲 伊豆の佐太郎)
B1.スクスク
B2.君が好きだから
B3.恋のバカンス
B4.ファンキーマージャン
B5.グッド・ナイト

ドラマンス出演:大竹まこと/斉木しげる/キタロー(以上 シティ・ボーイズ) 中村ゆうじ/いとうせいこう/菊池星子/布施えり(※以上、原文ママ
ドラマンス協力:宮沢章夫放送作家
・A2・B1のバックコーラス、B4の歌唱に松本小雪が参加
※タイトルにあるように、桑原茂一がプロデュースを務め、曲と曲の間に竹中主演のドラマンスを収録した、スネークマンショーのスタイルを踏襲したアルバム
※1994年にテレビ朝日竹中直人の恋のバカンス」(番組の構成作家に宮沢が参加)で、B3がOPテーマに使用された事もあってか、同年11/2にCD化された

1984/10 TBSラジオ景山民夫のスーパーギャング ピテカントロプスの逆襲」放送開始(〜1985/09)
※番組内で「ドラマンス・ラジオショー」を放送
※番組の構成を桑原茂一/宮沢章夫、選曲を藤原ヒロシが務めた

シティボーイズ・ショー VOL.6「コズミックダンスへの招待」
1984/12/17・18・19 渋谷 ジァン・ジァン
1985/02/22 大阪なんばプランタン・フォーラムエイトホール
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/中村ゆうじ/笹野高史(東京公演)/いとうせいこう(大阪公演)/秋野まり子/布施絵理/田丸小玉/森正雪

シティボーイズ・ショー VOL.7「サイバワーで、ゴー!ゴー!ゴー!」 
1985/04/19・20・21 渋谷 ジァン・ジァン
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/中村ゆうじ/秋野まり子/布施絵理/田丸小玉/森正雪

1985/06/16 一橋大学
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/中村ゆうじ/いとうせいこう
※個人芸中心

1985/06/22 明治大学
作・演出:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/中村ゆうじ/いとうせいこう
※個人芸中心

その頃、私たちはまだ、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」と呼ばれるユニットを組んではいなかったし、さして注目もされず、渋谷にあるジァンジァンを中心に細々と公演を続けていた。誰が意識的にそうしようとしていたというのでもないが、それまであった「笑い」から逃げ出したいと思っていたし、「演芸」と呼ばれる色合いから遠ざかること、「演劇」にカテゴライズされる質からも離れること、見たこともない舞台を作りたいと考えてはいたものの、はっきりした方法や思想なんてこれっぽっちもなかった。どちらかといえば無自覚だ。自分たちが面白いと感じるものを楽しみ、好きな音楽を流せればそれで満足していた。ルイス・ブニュエルのある種の映画、別役実筒井康隆、「ZTT」、「ブレード・ランナー」、あるいは、「スネークマンショー」、ジャンルなんて関係なく、あれもこれも、自分たちの好きなものならどんなものでも舞台に反映した。なかでも特別な位置にあったのが、モンティ・パイソンの作品であり、彼らの存在そのものだ。
宮沢章夫「「モンティ・パイソンみたいなこと」とは何か?」(ムック「キンゴロー」掲載/1992年/ワニブックス)(後に宮沢章夫「考える水、その他の石」/1995年/同文書院 に収録)より抜粋

 
 
 
◆第一次ラジカル・ガジベリビンバ・システム時代 1985〜1988



シティボーイズ・ショーのアザーユニットとして、ラジカル・ガジベリビンバ・システム(以下、ラジカル)が始動

1985 夏 日本テレビ11PM」に「ここから彼方へ」PRのために出演

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.8「ここから彼方へ」
1985/09/06・07 ラフォーレミュージアム原宿
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/竹中直人/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉/森正雪

1985/09/30 テレビ朝日「パックンたまご!」放送開始(〜1986/03/28)
シティボーイズ/中村が出演、宮沢/宮沢の弟子のような立場で放送界に入り、ラジカルの演出補&BGM選曲の手伝いをしていた高橋洋二が構成を担当した子供番組

1985/10/19 読売テレビ「なげやり倶楽部」放送開始(〜1986/01/25)
※土曜夕方の番組にシティボーイズ/竹中/中村/いとうが出演、宮沢も構成作家として関与した
※他の出演者は中島らも/キッチュ/ダウンタウン

1985/11/03 早稲田大学
作・演出・出演:ラジカル・ガジベリビンバ・システム
※個人芸中心

1985/12/21 『業界くん物語』(LP/東芝EMI)発売
A1.業界こんなもんだラップ
A2.業界講座(音楽業界編)
A3.ホラー〜心配御無用(電話相談室)
A4.夜霧のハウスマヌカン
A5.AD界の前説男(TV業界)
A6.清八の人生(芸人業界)
B1.業界ランキングテン
B2.スタイリストの発音における若干の考察
B3.まっじぇ!!(めざせコピーライター・つっぱり編)
B4.おサイケミーハー
B5.パパ・ママ・アキラ
B6.業界スポット
B7.Gi Mi Gi Mi Time〜徹夜明け多忙人にささぐ

GAG PART:
All written by いとうせいこう(THANKS TO 押切伸一高橋洋二
Performed by ラジカル・ガジベリビンバ・システム/なんきん/久本雅美(from ワハハ本舗
SPECIAL THANKS TO 宮沢章夫(for Great Advice)
※いとうが「HOT DOG PRESS」で担当していた連載ページがレコード化、翌年には単行本・ビデオでも発売された
※2016/11/30にボーナストラック2曲を追加しCD化(ユニバーサルミュージック

1986/02/03 フジテレビ「冗談画報」にラジカルとして出演
出演:大竹まこと/きたろう/中村ゆうじ/竹中直人/いとうせいこう/斉木しげる(エンディングのみ登場)
※本番組は出演者の推薦人という制度があるが、この回はドラマンスで一緒だった松本小雪だった

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.9「スチャダラ」
1986/02/14〜16 赤坂 草月ホール
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/竹中直人/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉/住田隆
ストーリー:トーキョーと呼ばれるアジアの一都市の中心部にスチャダラ社の99階建ての社屋はある。高度な情報化社会が生み出したスチャダラ社は、いわば、複合的メディア企業で、ありとあらゆる情報を発信し、流通させ、操作した。社員の一人であるナカムラは、一枚の企画書を手に、階上へと進む。ナカムラが手にしているのは「新しい人生の提案」だ。99階にあるという幹部室へそれを届けなければならない。階上までの道は遠く、彼の行く手を様々なものが遮る。ようやく、彼がその扉の前に立ち、ドアをノックしようとしたときだ。奇妙なことに、ドアの向こうから、やはり同じようにドアをノックするものがあった……。(宮沢章夫・編「スチャダラ2010」(白水社)より引用)
※本公演のパンフレットにいとうが執筆した文章は、いとうの単行本「全文掲載」(1992年/新潮社)に掲載(P30)

1986/04 『ホラホラキングショー』(LD/レーザーディスク株式会社)発売
1.KING KONG キング・コング
2.KONGA コンガ♪キング・コング2
3.THE FLAME BARRIER フレーム・バリヤー「コンタクトレンズは何処へ」
4.RADAR MEN FROM THE MOON 月からのレーダーマン
5.JOURNEY TO THE SEVENTH PLANET 第7感への旅 ツッパリ篇
6.FIRST MEN IN THE MOON クラブ月世界
7.VOYAGE TO THE END OF THE UNIVERSE ブラボー試写会
8.THEM! ゼム!
9.20 MILLION MILES TO EARTH 昼下がりのイミール
10.THE DAY THE EARTH STOOD STILL ドキュメント・関西人の肥満「でもウドンは食べたい」
11.THE AMAZING COLOSSAL MAN L・L・ゲーハーの悲劇
12.THE LOST WORLD 牛なわれた世界
13.MYSTERIOUS ISLAND SF巨大かしまし娘の島
14.FRANKENSTEIN フランケンシュタイン
15.THE BRAIN THAT WOULDN'T DIE 不死身の脳
16.DRACULA ドラキュラ?
17.THE MUMMY 落語『ミイラ再生』
18.REPTILICUS レプティリカス
19.NIGHT MONSTER 夜のバケモノ
20.SON OF DR. JEKYLL ジキル博士の太陽
21.THE PHANTOM OF THE OPERA オペラの出前持ち
22.CALLING DR. DEATH デス先生を呼んで
23.HERCULES IN THE HAUNTED WORLD 幽界のヘラクレス
24.THE MUMMY'S HAND 乾物屋の朝
25.THE CLIMAX クリスマス
26.THE INCREDIBLE SHRINKING MAN 縮みゆく男
27.ONE MILLION YEARS B.C. 恐妻100万年
28.THE GAMMA PEOPLE アイアム・ブレジネフ
(注:日本語表記は副音声のタイトル)

ナレーション:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/竹中直人/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉
脚本:宮沢章夫/中島らも/高橋洋二/ASHIKA FUJITA/中野裕之/加納真士/ラジカル・ガジベリビンバ・システム
※'30〜'60年代SF・ホラー映画予告篇集
※副音声にラジカルによる意訳・超訳した吹替を収録

1986/05/02 テレビ東京「夢のコドモニヨン王国」放送開始(〜1986/06/13)
シティボーイズ/中村が出演、番組テーマ曲(作詞:宮沢 作曲:ヤン富田)の歌唱とナレーションをいとうが務めた子供番組。宮沢は全体の構成とシティボーイズと子供達がゲームで遊ぶコーナーの構成、番組で流す音楽の選曲を担当(他の作家はラジカルの演出助手もしていた三木聡/高橋洋二ら)。宮沢曰く「放送が夜の7時台だったから、(同じ子供番組である「パックンたまご!」と違って)大人も意識した内容に」なったとの事。

1986/06 いとう、講談社を退社

1986/07/05 『ラジカル・ガジベリビンバ・システム・プレゼンツ ビート・コミック ノー・センス・リクワィアード』(VHS・ベータ/フォーライフ)発売
1.プロローグ スッタラ節で「キレイだなぁ。」
2.旧石器時代アウストラロピテクス君と戦争を考える。
3.無意味の王国の危機
4.サクラチル…ガンバレ日本!
5.作家の生活・静かな湖畔捜査局
6.海辺のカチカチ山
7.陽気な殺人鬼
8.中津川ジャンボリー君
9.ハニワの思い出
10.エピローグ アンクル=ジェームス

監督:中野裕之
脚本・構成:宮沢章夫
出演:シティボーイズ/中村ゆうじ/いとうせいこう/竹中直人/布施絵里/秋野まりこ/田丸小玉
客演:小林克也/松本小雪/青木知枝/藤原ヒロシ/片田晴子
音楽:松浦雅也

ストーリー:2019年、東京。宇宙の果てから地球へ戻ってきた6人の男たち。しかし、東京は砂漠と化し、すべては砂の中に消えていた。そこで男たちが見つけたものは遠い昔の記憶の破片だった。(「ラジカル・ガジベリビンバ・システム レトロスペクティヴ VOL.1」配布パンフレットより引用)
※LDは同年8/5発売

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.10「時速500円で走る。」
1986/07/11〜13 ラフォーレミュージアム原宿
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/竹中直人/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉/住田隆/海老唐子
ストーリー:2061年。湖のほとりの家で家族全員が惨殺される奇妙な事件が起こった。部屋に残されたコンピュータには「クラブ・スピード」の文字がディスプレイされたまま。手がかりはなにもない。そして、ある男が女を探しに「クラブ・スピード」に訪れる。しかし、そのクラブには正しい「時間」が存在しない。「時間」を壊そうとするものと「時間」を引き戻そうとするもの。歪んだ時間の中に男は翻弄される。(「ラジカル・ガジベリビンバ・システム レトロスペクティヴ VOL.1」配布パンフレットより引用)

1986/07/25号 写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)に記事掲載(モノクロ2P)
※記事見出し「大竹まこと竹中直人らヘンな芸人6人組 シティにぎわすハチャメチャ集団の企みごと」

ラジカル・ガジベリビンバ・システムGAG-GlG-GO!」
1986/08/26 大阪 サンケイホール
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/竹中直人/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉/森正雪/住田隆/海老唐子
※「時速500円で走る。」を中心に「ここから彼方へ」「スチャダラ」のおいしいところを若干加え再構成した内容

1986/09/09 フジテレビ「河田町プッツン意思表示」にラジカルとして出演
※他の出演者はダチョウ倶楽部/WAHAHA本舗/ちびっこギャング/ダウンタウン/大川興業/おきゃんぴー/ペコちゃん

早稲田祭ラジカル・ガジベリビンバ・システム live in WASEDA」
1986/11/02 早稲田大学10号館109教室
出演:シティボーイズ/中村ゆうじ/いとうせいこう

1986/11/13 フジテレビ「冗談画報」にラジカルとして再び出演
出演:大竹まこと/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇
※今回は推薦人無しでの出演だった
※演じられたスケッチ:笑われる13日の金曜日/係の者/街の手品師/川を渡る

1986/11/21 『業界くん物語〜業界人養成ギプス』(VHS・ベータ・LD/ポニー)発売
原作:いとうせいこうHOT DOG PRESS"業界くん物語")
脚本:いとうせいこう/押切伸一/中島らも/三木聡/高橋洋二/小根山立基/浮ヶ谷高伸/しりあがり寿
音楽:いとうせいこう&TINNIE PUNX/大竹まこと&GIANT PUNKS/松浦雅也
監督:中野裕之
ゲストディレクター:RADICAL TV
アニメーション:なんきん/しりあがり寿/アルティア・フォー
出演:いとうせいこう/シティ・ボーイズ/竹中直人/中村ゆうじ/高木完/藤原ヒロシ/金子信雄/寺田農/高橋幸宏/坂本龍一/戸川純/原田貴和子/森尾由美/秋本奈緒美/ミス・ナオミ・ビンボーダ/景山民夫/秋山道男/泉麻人/宮沢章夫/伊藤輝夫/渡辺サブロヲ/板谷充祐/イザバ/松山勲/甲田益也子/中川比佐子/島崎夏美/米野真理子/日比野ケイ/リリーズ/祐子と弥生/布施絵里/田丸小玉/秋野まり子/キッチュ/越前屋俵太/有頂天 他 実在の業界人多数出演
※本作で楽曲が多数使用されている、いとうせいこう&TINNIE PUNXのアルバム『建設的』(ポニーキャニオン)は同年9/21に発売

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.11「未知の贈りもの」
1986/11/22〜24 ラフォーレミュージアム原宿
1986/12/03 大阪サンケイホール
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵理/秋野まり子/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇/米野真理子/日比野ケイ/江原由希子(YOU)
※舞台の模様は1987/02/06 フジテレビ「録画チャンネル4.5」枠「俺たちはステージが好きだ」で放送
※本公演のパンフレットにいとうが執筆した短編小説は、いとうの単行本「全文掲載」(1992年/新潮社)に掲載(P41)
※この頃より加藤賢崇がラジカルの舞台等に出演し始める。そのきっかけだが、加藤曰く、竹中が映画「ドレミファ娘の血は騒ぐ」(1985年/監督:黒沢清)での加藤の演技を見て「この人に会いたい」という事となり、そこから親交が深まっていった、との事。

1987/02/25 『大竹まこと文藝春秋』(LP・CD・カセット/ポリドール-ブロードウェイ)発売
総監督:宮沢章夫
主演:大竹まこと
出演:ラジカル・ガジベリビンバ・システム(きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/竹中直人/布施絵里/秋野まり子/住田隆/加藤賢崇)/いとうこへび/BEE(新人)/※印(新人)/キッチュ(友情出演)
音楽:レプリカ
歌:ラジカル・ガジベリビンバ・システム斉木しげる/中村ゆうじ/住田隆/加藤賢崇)/いとうこへび/高橋正人(ルナ ブランカ)/松本小雪/島崎夏美チロリン)/リリーズ/美空どれみ/BEE
※タイトルやジャケのみ見ると大竹のアルバムのようではあるが、実際は「ラジカル・ガジベリビンバ・システム・オールスターズ」(帯より)のコント+音楽という構成の作品
※いとうはポニーキャニオン(前年リリースの『建設的』等)との契約の問題からか、"いとうこへび"なる変名での参加
※声から察するにBEEは江原由希子(YOU)と思われる

1987/04/04 日本テレビ「ニッポンテレビ大学」内の連続ドラマ「ハイブリッドチャイルド」放送開始(〜7/25)
演出:大塚恭司 構成:宮沢章夫
出演:いとうせいこう with ラジカル・ガジベリビンバ・システム/ケラ/渡辺信子/久本雅美/河合美智子/上田耕一/象さんのポット/ジュリアーノ・エノキド/ルーシー・オシキリ/ウディ・カワカツ/大河内浩/犬山犬子/坂本志保 他
※番組のテーマ曲である、いとう「BODY BLOW」(ポニーキャニオン)の12インチは同年4/21に発売

大塚 あれはラジカル(・ガジベリビンバ・システム)の唯一のレギュラー番組だったんですよね。
松尾 でも、当時ラジカルのメンバーが出てる深夜番組って、すごく多くなかったですか?
大塚 それは各人がバラバラに出てる形ですよね。中村有志さんはもっと前から出てたし、竹中(直人)さんはもちろん出てたし。シティボーイズは全員出てたし。
松尾 いとう(せいこう)さんは?
大塚 いとうくんだけはそんなに出てなかったですね。いとうくんが一番露出が少なくて、「『ハイブリッドチャイルド』で、いとうくんを(世間に)お披露目するぞ」って感じが宮沢さんにも僕にもありましたから。

松尾スズキ×大塚恭司(日本テレビ ディレクター)対談(松尾スズキ「スズキが覗いた芸能界」掲載/2004年/太田出版)より抜粋


ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.12「亜熱帯の人」
1987/06/26〜29 ラフォーレミュージアム原宿
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/竹中直人/いとうせいこう/布施絵理/田丸小玉/住田隆/西田康人/加藤賢崇/米野真理子/日比野ケイ/江原由希子(YOU)/高橋洋二
ストーリー:ある亜熟帯の戦地で、瀕死の状態に陥った5人の部隊がいた。食料もなく、生きる力もそこ尽きた男たち。大佐は「俺を食って生き延びろ」と言う。それから年月はたち、大佐を食べて生き延びた4人の男たちは戦地から無事に帰還し、それぞれの生活を送っていた。しかし、彼らはあるウィルスに感染していることが判明する。「目の前に砂漠がひろがり砂漠を監視している」という幻覚を見るようになる。(「ラジカル・ガジベリビンバ・システム レトロスペクティヴ VOL.1」配布パンフレットより引用)
※この舞台が竹中が出演した最後のラジカルの公演となった

 悶々とした日々の中、ぼくは宮沢章夫を作・演出に迎え、大竹まこと斉木しげる、きたろう、いとうせいこう中村ゆうじとともに、ラジカル・ガジベリビンバ・システムを結成することになる。”テレビでは出来ない我々の笑いの世界を“ということで作られた。
 そして、大きな反響を得ることになった。毎回毎回、公演のたびにどんどんお客さんが増えてきた。とにかくお客様が笑う。本当によく笑ってくれる。それはうれしい、そんなうれしいことはない。しかし……。
 ぼくは考えてしまった。いつの間にか我々の集団は、世間でいうオシャレでマニアックな集団となっていた。いや、集団ではなくユニットと呼ばれた。そして我々も、いつの間にか”テーマ”を持つようになっていった。いや、しょってしまったのかもしれない。”テレビでは出来ない我々の笑いの世界”と記したが、実は自分たちが本当に楽しめるもの。それは、ただのバカバカしいことだけをやりたかった。デタラメなことだけを……。
 テーマとはいったいなんなのだろう。
 ポリシーとはいったいなんなんだろう。
 気が付くと、ぼくは”RGS”を一足先に逃げ出してしまった。なんてずるい奴なんだ。そしてぼくは、笑えない芝居を作りたい衝動に駆られた(笑えない芝居といっても、実は笑えるのだが……)。
 そんなさまよいの中で出会ったのが、岩松了氏であった。氏の芝居は難しい。しかし、とても志の高い芝居だと思った(だからといって”RGS”が低いといっているのではない)。そして、自分への挑戦として作ったのが『竹中直人の会』なのである。

竹中直人「少々おむづかりのご様子」(1993年/角川書店) P248より抜粋


日本たばこ産業株式会社 アフィニス・ライブトーク「不条理をジョーリ・ジョリ」
1987/08/28 青山 スパイラルホール
作・演出・出演:ラジカル・ガジベリビンバ・システム
※座談会ネタのコント+フリートークの数珠つなぎ

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.13「コズミックダンスへの招待・RE-MIX」
1987/12/07〜11 ラフォーレミュージアム原宿
1987/12/25 大阪 SABホール
1987/12/27 名古屋・雲竜フレックスホール
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵理/田丸小玉/住田隆/西田康人/加藤賢崇/米野真理子
1984/12にシティボーイズ・ショーとして行われた公演のリミックスver.
※本公演のパンフレットにいとうが執筆した短編小説は、いとうの単行本「全文掲載」(1992年/新潮社)に掲載(P92)

 
 
 
◆第二次ラジカル・ガジベリビンバ・システム時代 1988〜1989



●この頃より新たな展開を求め、ガジベリビンバ1号「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」(シルバー系)とガジベリビンバ2号「ナベナベ・フェヌア」(ヤング系)に分離。ちなみにナベナベ〜とはタヒチ語で"香しき大地"なる意味とのこと。

1988/03号 雑誌「広告批評」(103)
「特集:ことばの先っぽ」内「近ごろ芝居ことば事情」に記事掲載
※全8P/宮沢のインタビュー&「コズミックダンスへの招待RE-MIX」の台本(ごく一部抜粋)を掲載

1988/03/17 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」」(※1987/12/1〜1989/3/31に放送された月〜金曜日深夜の日替わり企画帯番組/いとうがDJを務めた「ナウゲリラ」も週一ペースで放送)にて”ラジカル・ガジベリビンバ王国”放送
出演:大竹まこと/中村ゆうじ/いとうせいこう

1988/05/02 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”FMラジカル劇場”放送

1988/06/06 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”FMラジカル劇場/ラジカル・ガジベリビンバ王国”放送
ゲスト:川勝正幸/渡辺祐

1988/07/11 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ラジカル・ガジベリビンバ王国”放送
出演:宮沢章夫/中村ゆうじ/ビシバシステム/布施絵里

ガジベリビンバ2号 ナベナベ・フェヌア「少女冒険活劇 電波とラヂオ」
1988/07/16〜19 新宿 シアタートップス
作・演出:宮沢章夫
出演:布施絵里/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇/西田康人/大河内浩/綾小路助清/松本泰秀/岡村つこ/大倉順憲/安彦麻理絵/中村康/松尾勝幸(松尾スズキ)/高井浩子

ガジベリビンバ2号 ナベナベ・フェヌア 特別公演「AKIO MIYAZAWA PRESENTS MADRID NIGHT」
1988/07/21 新宿 シアタートップス
作・演出・出演:きたろう/斉木しげる/竹中直人/ケラ/高橋洋二/CX「FM-TV」作家チーム(えのきどいちろう+押切伸一+川勝正幸+宮沢章夫)/布施絵里/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇/西田康人/大河内浩/綾小路助清/松本泰秀/岡村つこ/大倉順憲/安彦麻理絵/中村康/松尾勝幸(松尾スズキ)/高井浩子
※7/16〜19に同所で開催の本公演のネタの一部とトークで構成

1988/08/01 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”夏季集中音楽講座/ガジベリビンバ王国民族音楽教室”放送
出演:宮沢章夫/中沢新一/ラジカルガジベリビンバシステム

1988 夏 宮沢、それまでしていた仕事を全て辞め、マダガスカルに数ヶ月滞在
※10月までには帰国した模様

1988/09/05 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ラジカルガジベリビンバ王国”放送

1988/10/03 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ラジカル・ガジベリビンバ・ラジオ・ショー”放送
出演:宮沢章夫/中村ゆうじ/ビシバシステム/布施絵里/綾小路資清/大河内恒弘

KIRIN TOGETHER IN APPLE VOL.33「WORLD OF ガジベリビンバ」
1988/10/12 新宿 シアターアプル
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵里/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇/西田康人/大河内浩/綾小路助清/宮沢章夫/押切伸一/遠藤一樹
※1.今までの公演から単独で抜いてもわかりやすい名場面の再演
2.ガジベリビンバ関係者によるトーク
3.客にくだらない商品が当たる楽屋落ちクイズ「ありがとう昭和」によって構成された

1988/11/16 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ラジカル・フェイス・スーパー・5デイズ/ラジカル・ガジベリビンバ・システム”放送

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.14「最後の正月」
1988/12/08〜12 ラフォーレミュージアム原宿
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/神戸浩/米野真理子/井上明子
中村ゆうじ扮する一匹の犬を中心に展開する3話のオムニバス作品。犬と犬を飼う一家のエピソードを淡々と語る第1話。先祖の悪行のため犬にたたられた某国の大統領が、犬供養のため”生類憐みの令”を発令する第2話。そして登場人物が犬ばかりという第3話で構成していく。作、演出の宮沢章夫は、「単調な毎日をそのまま送る犬には正月も何もない。だけど人間は単調な生活を変えようとして、節目節目に盆だの正月だの作ってそこに妙な”価値”を見つけ、逆に”価値”に束縛されて生きている。そういう行為のバカバカしさを犬のイメージを使い、ラジカル流のギャグも盛り込んで笑い飛ばしてみたい」と話す。(「ぴあ」1988/12/9号より抜粋)
※本公演のパンフレットにいとうが執筆した短編小説(カット:竹中直人)は、いとうの単行本「全文掲載」(1992年/新潮社)に掲載(P143)

1988/12/21 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ガジベリビンバ・クリスマス・ラジオ・ショー”放送

1988/12/30 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ラジカル・ガジベリビンバ・システムFM版/最後の正月”放送

1989/01/18 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ガジベリビンバ・ラジオ・ショー”放送
ゲスト:ケラ

1989/02/15 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ガジベリビンバ・ラジオ・ショー”放送

1989/03/14・15 渋谷 ジァン・ジァンにて、"シティボーイズ ライブ at Jean Jean「さまよえるオランダ人」"(構成:三木聡 出演:シティボーイズ)開催
※以後、ラジカルと並行してシティボーイズとしてのライブも行われるようになる

1989/03/15 FM東京「トーキョー・ラジカル・ミステリー・ナイト」にて”ガジベリビンバ・ラジオ・ショー”放送

ガジベリビンバ2号 ナベナベ・フェヌア「オルガ第二の冒険」
1989/04/25〜05/03 池袋 シアターグリーン
作・演出:宮沢章夫
出演:布施絵里/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇/西田康人/田口トモロヲ/まつおあきら/大河内浩/松本泰秀/岡村つこ/安彦麻理絵/高井浩子
※主婦・母の中に居るオルガという少女をめぐる話

KIRIN BEER'S NEW NIGHTS "RADICAL NIGHT"−出版記念特別公演「ばかになるです」
1989/06/23 新宿 シアターアプル
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/布施絵里/住田隆/西田康人/加藤賢崇/田丸小玉/米野真理子/井上明子/大河内浩/BARABARA(みのすけ+まつおあきら+大堀浩一)/プチ・ゴンチチえのきどいちろう+後藤明夫)/クラッシュ・グループ(AKI+モトヒコA+ゾロアスターX)/スチャダラパー(MC BOSE+SWINGING SHINCO)/宮沢章夫
※本来は「定本 ばかになるです ラジカル・ガジベリビンバ・システム・ディクショナリー」(八曜社)発売記念のイベントだったが、現在に至るまで未刊行である
※ラジカルの公演タイトル「スチャダラ」がグループ名の由来である、CDデビュー前のスチャダラパーも出演し、同年3月の第2回DJアンダーグラウンドコンテストで喝采を浴びた、太陽にほえろネタの「スチャダラパーのテーマ PT.1」を披露したそう

宮沢 好き勝手なことをやって。コントとかいっぱいやって。
ボーズ メガミックスみたいな感じで。
宮沢 「本物は誰だ」とかね。もみあげ付けた3人の男が出てきて、「私はプロゴルファー猿です」とか、そんなバカバカしいコントをやった気億かある(笑)。
ボーズ そうそう(笑)。僕らもまだデビュー前の素人なのに呼んでもらって。確か、僕らの作ったデモテープがなぜか宮沢さんに渡って……というのが経緯だったように覚えてるんですけども。
宮沢 聴きました。川勝(正幸)さんにもらったのかな。非常にうれしかったですよ、「スチャダラパー」なんて名前でラップやってる若者がいるというのがね。

「余談」(2010年/SDP出版) P111より抜粋


ガジベリビンバ2号 ナベナベ・フェヌア「オルガ・ストライクス・バック」
1989/08/31〜09/05 新宿 シアタートップス
作・演出:宮沢章夫
出演:布施絵里/田丸小玉/住田隆/加藤賢崇/西田康人/田口トモロヲ/まつおあきら/大河内浩/松本泰秀/岡村つこ/安彦麻理絵/高井浩子/ツチヤタエコ
ストーリー:架空の町の物語。ルーツ捜し、出版社への就職、様々な理由と事情でやって来た人々。だが町は市長派と署長派に分かれ争いのまっ最中。救世主「オルガ」の伝説を巡り展開するハチャメチャ幻想譚。(CITY ROAD 1989年9月号より抜粋)

ラジカル・ガジベリビンバ・システム VOL.15「砂漠監視隊」
1989/12/07〜11 ラフォーレミュージアム原宿
1989/12/15 名古屋 ボトムライン
1989/12/17・18 大阪 MODAホール
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと/きたろう/斉木しげる/中村ゆうじ/いとうせいこう/田丸小玉/犬山犬子/田口トモロヲ/川相真紀子
※結婚相談所の所長、科学研究所の所員、葬儀屋など様々な職業の男5人が主人公。ある日、5人の許に、さる公的な機関から砂漠監視隊員に任命する旨の通達が届く。否応なしに、砂漠に派遣された彼らは、砂以外何ひとつない場所で、毎日交代で無意味な監視を続けることになるが…。作、演出の宮沢章夫は、「今回は”無意味”がテーマ。何もない砂漠に放り出された隊員達は、監視を続ける事で自分の存在意義を確かめようとするのだけれど、砂漠の監視自体が無意味であることには気づかない。これは現実の世界にも言えることで、人は無意味に耐えられないから、意味を適当にこしらえてるだけ。本当は元々世界に意味などないんだよと、砂漠の中で無意味な仕事を続ける男達の姿を通して、笑い飛ばしてみたい」と話す。(「ぴあ」1989/12/7号より抜粋)
※これがラジカルとして最後の本公演となった

 
 
 
◆その後



1996/03/20〜04/07 宮沢が主宰する遊園地再生事業団の下北沢 ザ・スズナリでの「砂の楽園」の公演期間中、火曜17:30/19:30 土曜11:20より、ラジカルの「砂漠監視隊」がビデオ上映される
※ラジカルの「亜熱帯の人」のスケッチの一つとして登場した砂漠監視隊シリーズは、同じくラジカルの「砂漠監視隊」、遊園地再生事業団の「砂の国の遠い声」(1994年)、本公演、そして「砂に沈む月」(1999年)と続く事となった

「スチャダラ2010」
1996/10/17〜22 青山円形劇場
構成・演出:宮沢章夫
作:高橋洋二/三木聡/山名宏和/黒川麻衣/田中崇/大野慶助/細川徹/上原美香/宮沢章夫/スチャダラパー
出演:スチャダラパー/温水洋一/伊沢磨紀/大堀浩一/池津祥子/佐伯新/松井俊雄/静博士/西原亮/笠木泉/六角慎司/小浜正寛/駒形まり/斉藤裕子
ナレーション:松尾貴史
作曲:桜井圭介
※ラジカルの「スチャダラ」の続編で、主演にはスチャダラパーが迎えられた(彼らはその後、2010年5月には本公演名を引用したライブ「スチャダラ2010~オールスター感謝祭~」を日比谷野外大音楽堂にて開催した)
※1996/12に台本+裏話等々を収録した書籍が白水社より発売
※舞台の模様はCS放送局のシアター・テレビジョンで放送

アニ 『偶然のアルバム』(96年)をレコーディングしてるときに宮沢さんが来たんだよね。
ボーズ 宮沢さんが『スチャダラ2010』をやろうと思いついて、高橋洋二さんに連絡して、洋二さんが僕らのレコーディングしてるところにやって来て、宮沢さんと会うことになって。宮沢さんとちゃんとしゃべったのはそのときが初めてで、宮沢さんに「『スチャダラ2010』やるからよろしく」って言われて。「ああ、もう断れないんだ」って。
シンコ 演劇はしょっちゅう観てるけど演ったことはない。不安だったなあ。
ボーズ でも、宮藤(官九郎)君とか、六角(慎司)君とか、池津(祥子)さんとか、大堀(こういち)さんとか、知ってる人がたくさん出てたから、それもまた楽しくて。
アニ 温水(洋一)さんもね。

スチャダラパー「ヤングトラウマ ひろ子、ドカベン、バムバータ。」(2009年/TOKYO FM 出版) P235より抜粋


「スチャダラ2010 X'mas スペシャル」
1996/12/24〜29 恵比寿 ザ・ガーデンルーム
作:高橋洋二/山名宏和/黒川麻衣/細川徹
構成・演出:宮沢章夫
出演:スチャダラパー/温水洋一/伊沢磨紀/大堀浩一/池津祥子/宮藤官九郎/笠木泉

ラジカル・ガジベリビンバ・システム レトロスペクティヴ VOL.1」
1997/03/28〜31 ラフォーレミュージアム原宿
※「スチャダラ」「時速500円で走る」「亜熱帯の人」の資料用記録映像 上映会
※3/29には『ビートコミック』の上映+宮沢・スチャダラパー川勝正幸トークショーも催された
※本公演で配布されたパンフレットに宮沢が執筆した文章「ラジカルの生きていた空気」は、宮沢の単行本「牛乳の作法」(2002年/筑摩書房 *2009年に文庫化)に掲載("VIII 立つ")


2012/02/12 1月に死去した川勝正幸のお別れ会で、宮沢が翌年に行われるシティボーイズミックスの作・演出を務め、同公演に中村/いとうが出演する事を明言

シティボーイズミックス PRESENTS「西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」
2013/04/02〜13 東京 世田谷パブリックシアター
2013/04/19〜21 大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2013/04/23・24 名古屋市青少年文化センター アートピアホール
2013/05/04・05 福岡 小倉 北九州芸術劇場 中劇場
作・演出:宮沢章夫
出演:大竹まこと・きたろう・斉木しげるシティボーイズ)/中村有志/いとうせいこう/戌井昭人/笠木泉
※舞台の模様は2013/05/25にWOWOWで放送され、2014/04/30にDVD(日本コロムビア)で発売された






注釈

  • 本年表はラジカル始動以前・その後については重要と思われる部分のみ掲載しております。また、ラジカル活動中は出演者個々の活動は省略しております(但し、宮沢が携わり、主要出演者が複数人関与した活動については掲載)
  • 本年表は敬称略で表記しております
  • 内容は随時更新しております

参考資料

そして、様々なご助言を下さった皆様に深く感謝を申し上げます

最終更新日:2018/02/26